これまでの
常識を覆す静音性能
省エネルギー・高効率・低コストを実現した
新しいモータの誕生です
01 静音化
従来製品よりも、45%の低騒音化に成功 ※
今回開発した磁石補助型シンクロナスリラクタンスモータは、「静音化」を追求しています。モータ効率を上げるための希土類(レアアース)磁石は使用せず、シンクロナスリラクタンスモータにフェライト磁石を組み合わせて使用し、騒音の原因となるコギングトルクや駆動時のトルクリプルをできるだけ抑えた最適設計を行ない、従来の希土類IPM型ブラシレスDCモータと比較して騒音値45%ダウンに成功しました。
当社比
最適設計により、騒音の原因を抑える。
騒音の大きな原因となるのは、無通電時に磁石によって発生するコギングトルクと駆動時のトルクリプル(脈動)です。
本開発モータは磁場解析による最適設計で、このトルクをできるだけ抑えることに成功し、低騒音化を実現しました。
02 省エネルギー化・高効率化
静音化を図りながら高効率を実現 ※
騒音の原因となるトルクリプルとモータ効率との両立は難しいため、リプルと効率のバランスを考慮して最適設計を行い、静音化を図りながら高効率を実現しています。それにより希土類磁石を使用した埋込磁石同期モータと比較してほぼ同等の効率を実現しました。
希土類磁石を使用した埋込磁石同期モータと比較
モータ効率を約10%アップ ※
シンクロナスリラクタンスモータにフェライト磁石組み込み補助することで、モータ効率が約10%アップしました(当社比)
シンクロナスリラクタンスモータと比較
一般的に「トルクリプル」と「効率」はトレードオフの関係にありますが、磁場解析による質の高い解析方法により、最適化を行いました。
03 低コスト化・脱レアアース
脱レアアースで低コスト化を実現
これまではブラシレスDCモータで高効率を実現するため、磁力の高い希土類(レアアース)磁石を用いていましたが、シンクロナスリラクタンスモータとフェライト磁石で、磁力を補助することによって、高効率を実現しました。
一般的に希土類磁石は磁力が強いですが、コストも高く、将来の入手性も不安定になりがちなので、安価で安定して入手できるフェライト磁石を使用し、脱レアアースを実現しました。